***2日目 1月29日(日)***
2日目は七峰館を会場に、火畑そばのそば打ち体験と、塩を使わないお漬け物「すな」のお話で、高根の魅力を味わいました。
【本格そば打ち体験】
~火畑蕎麦の魅力~
高根町日和田地区はでは、古くから焼き畑農業がおこなわれてきました。焼き払った農地に植えられた蕎麦がその名の由来の「火畑蕎麦」は完全在来種の小そばです。この地域一帯の標高は1000m~1300m。昼夜の寒暖差が激しい気候条件が熟成を促し、ルチンを多く含むそばを育てます。風味と香りが高く、秋の収穫際には全国から蕎麦通が集います。
そば打ちはほとんど初めてという方ばかりで、大盛り上がり!
きしめんみたいなもの混ざってますがそれもご愛敬♪皆さん上手にできました。
【すな(酸菜)のお話】
すなのことならこの方!中嶋美奈子さんにお話を伺いました。
~すな(酸菜)の魅力~
冬が長い飛騨地方では各地に保存食の文化が見られます。高根に伝承されてきた「すな」は塩分を使わず、乳酸菌で漬けた発酵食品で、代々漬けこんできたタネが使われます。11月中頃から浸けはじめて発酵を促し約1カ月で食べ頃になると冷凍庫に保存して、自然解凍していただきます。
抗酸化作用や、免疫力アップ、抗ストレスに効果があるとされるミネラルを豊富に含む健康食として注目されています。
中嶋さんのお話はこの地の歴史から成分の分析データにまで及び、たびたびへぇ!という声があがりました。
参加された皆様、発酵食に日ごろから関心がある方ばかり。質問が本格的でびっくりでした!
そしていよいよ、試食会♪
自分でうったお蕎麦が丁寧に盛り付けられて、そのお味も格別です。
職人のうったそばと食べ比べ・・・全然違う!の声も。
ツアー実現に導いてくださった関係者の皆さま方に、心より感謝いたします。