飛騨高根の旧街道の森へ。
(入口のこの木にまずはご挨拶)
風が吹くたびに落ち葉が舞いあがり、そしてゆっくりと降り重なって、それが幾層にも重なって
ふかふかの道・・・。
ごろんと寝転んで見上げた空の面積が広く、明るい森になりました。
ここはいつ来ても、はじめて来たかのように新しい一面を見せてくれます。
今回は、なかなかお目にかかれない小さな生き物に出合いました
カサカサカサっと微かな足音…そぉっとしゃがんでみると、
アカネズミ!
忙しそうに葉っぱの下にもぐったり、出てきたり。鼻先をいろんなところに突っ込んで、何かを食べている様子。
コロンコロンに太って可愛い!
でもこれは、わき目もふらず食料を得ている姿なんですよね。
きれいだなぁと、眺めている落ち葉も、今から迎える厳しい冬に備えて葉を落とし、活動をセーブしていく樹木たちの姿です。
そんなふうに見ていくと、葉っぱに空いた小さな穴にも、割れたドングリのかけらにも、この森で生きる小さな命の営みを感じられてドキドキします。
アカネズミはかなり近くまでやってきて、やっと私の存在に気づいた様子で、驚いてぴょんっと飛び上がって走り去りました。
なんて豊かなんでしょう。ここはいつ来ても心が動く森。
春になったらまた来るね。