五色が原の森はガイドとの入山が条例で定められている森です。
道の整備にも外部の物を持ち込むことは厳格に規制されており、大きな重機も使うことなくほぼ手作業で整備されています。
このごスワラコースはほぼ手付かずの原生林を歩くことができ、3つあるコースのうちでも一番冒険感あふれるルートだと思います。
ゴスワラとは、このあたりのことばで岩などがゴロゴロした地形のことを言います。かつて溶岩流がこの地を覆い、冷え固まった名残です。
その岩の間、いたるところから美しい水があふれ出ています。
ふかふかの足元を覆いつくす、美しい苔の絨毯。
人知れぬ森の奥で、どんなドラマが繰り広げられているのでしょう・・・
これでのぞくと見えるかな(^^)
これが原生林エリア
倒木があり、古い木もあれば新しい木もひしめき合っている
ごろごろとした岩に苔が生えて菌が住み、草が生え、微生物がやってきて、少しずつ、少しずつ土ができ…その上に木が生えて、交代しながらその森で生きぬく木が決まり、倒木が次の世代の木を育て…
今見ているのは森から見たらシャッター切るほんの一瞬の景色です。
その長い長い果てしない年月に思いめぐらせながら歩きました。
雨に潤う苔や葉と黒い岩との対照は本当に美しく、霧の立ち込める雨の森は幻想的で、折れた針葉樹からなのか葉からなのか、ずっといい香りのする森でした(^^)