1. 目的

本マニュアルは、「森とひとと木」が実施する森林浴、木育、自然体験活動において、参加者およびスタッフの安全を確保し、事故やトラブルを未然に防止するとともに、緊急時に適切な対応を行うことを目的とする。

2. 基本方針

・参加者の安全を最優先とする。
・無理な進行や予定の遂行を優先しない。
・天候や現地状況に応じて内容変更や中止を判断する。
・地域のルールや施設管理者の指示に従う。
・事故防止のため、事前確認と情報収集を徹底する。

3. 想定されるリスク

自然環境
・クマ、イノシシ、猿などの野生動物
・スズメバチ、アブ、マダニなど
・落枝、倒木など
・豪雨、落雷、強風など
地形・活動上のリスク
・転倒、滑落、つまずき
・道迷い
・枝や植物による擦り傷
健康上のリスク
・持病の悪化
・アレルギー反応
・熱中症、低体温症、脱水症状など
・その他体調不良

4. 実施前の確認事項

実施前に以下を確認する。
・天気予報(警報・注意報の有無)
・クマ等の目撃情報
・周辺の状況
・コース内の倒木や危険箇所の有無
・携帯電話の通信状況
・緊急車両が進入可能な場所
・最寄りの医療機関

5. 開催判断基準

以下の場合は原則中止とする。
・警報発令時
・雷の発生または発生が予想される場合
・強風による落枝の危険が高い場合
・豪雨による増水や土砂災害の危険がある場合(蓄積雨量の確認)
・その他、安全な実施が困難と判断される場合

以下の場合は活動内容を変更する。
・降雨時
・高温による熱中症リスクが高い場合
・積雪や路面凍結がある場合
・一部コースに危険箇所がある場合

6. 参加者への事前案内

服装
・長袖、長ズボン
・歩きやすい靴
・帽子
持ち物
・飲料
・雨具
・必要な薬
健康管理
・持病やアレルギーがある場合は事前申告
・体調不良時は参加を控える

7. 当日の安全管理

出発前
・参加者人数と体調の確認
・緊急連絡先の確認
・コース説明
・注意事項の説明
活動中
・参加者の体調確認を適宜行う
・グループが分散しないよう配慮する
・必要に応じて休憩を取る
活動後
・全員の下山・解散確認
・ケガや体調不良の有無を確認

8. 野生動物への対応

飛騨地域にはクマをはじめとする野生動物が生息しているため、常時次の対策を施す。
情報収集
・活動前には地域の情報を確認し、必要に応じてコース変更や中止を判断する。
対策
・直前の下見時にラッパや爆竹で音を出す
備え
・くま鈴の携行
・くまスプレーの携行と遭遇時の安全誘導訓練
・万が一クマを発見した場合の対応を事前にレクチャーする

【遭遇時】
参加者を落ち着いて誘導→安全な場所へ移動→活動中止またはコース変更→必要に応じて関係機関へ連絡

9. 緊急時対応

【ケガ・体調不良】
参加者の安全確保→状況確認→応急処置→必要に応じて119番通報→緊急連絡先への連絡→活動中止または内容変更

【悪天候・雷】
状況確認→活動中止を判断→安全な場所へ移動→参加者へ説明→解散または待機

10. 事故・ヒヤリハット報告

事故やヒヤリハットが発生した場合は記録を残し、再発防止に活用する。
記録項目
・発生日、場所、内容、対応、原因、再発防止策

11. 保険

活動に際しては必要な保険へ加入し、事故発生時は保険会社への連絡を行う。

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